45歳、乳がんだけどフリーダムに楽しく生きる

乳がん【ステージ2a、HER2陰性(ルミナルB)】サバイバーの入院・手術・治療のほか、女子力のあがるアピアランスケアやお金や仕事など患者的QOLが向上するトピックを綴ります。

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「乳がんなんてなりたくなかった」誰にも言えない本音と記録を綴るため #わたしがブログを書く理由

こんにちわ、しゃもと言います。
このブログでは、45歳で乳がんを宣告されて以降の手術・入院・治療の日々をまとめています。

 

今回は特別お題「わたしがブログを書く理由」に参加したく、綴らせていただきました🌼

 

▽INDEX

#わたしがブログを書く理由

「ほかの方の参考になる、乳がん関連の一次情報の記録」のために、始めたことがきっかけです。

 

公益財団法人 日本対がん協会 さんの調査「がんの部位別統計/部位別がん罹患数(2019年)女性」によると、女性の部位別の罹患数は、乳がんが9万7,142人(部位別罹患数全体の22.5%)で最も多いそうです。

www.jcancer.jp

しゃもも告知後に情報を集めたくWebを見渡しましたが、1年でおよそ10万人近い罹患者がいる病気なのに、一次情報が体系的に網羅されているものにすぐたどり着けなかった記憶があります(探し方が良くなかったなどの原因もあるかと思いますが…)。

 

なのでできるだけ、どなたかの役に立てるような一次情報を記録していきたい、と考えています。

 

けれど気づけば、リアルな世界ではだれにも言えない本音をしのばせる場所もになっているような気も…。改めて自分を見つめなおしてみると、ブログを書く理由には3つあり、どれも個人的な思いが詰め込まれていました。

 

理由(1)リアルな世界では弱音を吐けないから

しゃもは小さな会社を経営しながら、家事と2人の子どもの育児を両立しています。在宅仕事が中心で、基本的にはワンオペ気味です。

 

1日24時間/365日、すべての瞬間を育児・家事・仕事のいずれかに注いでいます。自分は母、妻、代表という成分で構成されていて、自分が自分だけでいられる時間はごく僅か。また、母、妻、代表である以上、愚痴は吐いても弱音は吐きません。

 

仕事が溜まっていても、トラブルが発生しても、自営業夫の仕事が忙しくても、子どもが反抗期でも、常にすべてに対応せねばならない。すべてのトピックの優先度は「高」です。自分が会社・家族を支えねばならない。

 

自分で望んだ道ですし、嫌だとかつらいだとかはないのですが、がんになってもそれが変わらないことが、時に、苦しいし辛い。

 

だけど、リアルな自分を知る人がいないブログでなら、笑顔じゃなくても、弱いところを出してもいいのだなと… 自分だけの自分でいてもよいのだ、と気づきました。

 

いい意味で人目を気にせずともよい匿名性の高さに、救われたんです。そのような場を得られたことは、喜びでした。

 

理由(2)同じ境遇の方とシンプルにつながれるから

同じ境遇の方と「がん」というキーワードだけでつながれることも、続ける理由のひとつです。

 

がんの宣告をうけた後、リアルで病気を打ち明けるのに悩みました。けれど仕事や育児面を考えると、公開したほうがスムーズだと判断し、周囲のひとには伝えています。

 

そんな中、素直な応援や励ましのお気持ちを頂くことが、とてもありがたかったんです。けれどどこかで、必要以上に可哀想がられたり、同情されたりすることが苦手でした。

気を遣われるのに気を遣うし、無責任に励まされたいわけではないのですよね。

 

また、がんを経験していない方に「ステージ2までなら早期だから大丈夫、自分の知り合いも完治したから!凹んでいる暇なんかないから頑張りなよ!」とアドバイスをいただいたときは、10年ぶりくらいに殺意がわきました(苦笑)。

 

外見変化の恐怖や傷・治療の痛みも知らないくせに、わたしじゃないくせに、無責任になんで大丈夫だとか言えるの? 頑張りを強制してくるの?… って、言いたかったけど、言えなかった。

 

ほかにも、<がんになっても前向き元気💕キ●アサバイバー❣>みたいなマインドを求める方がいたり(運営様関係各社様に怒られるだろう…)、友達でもないのに「甘えてね頼ってね助けたいの!」と急に個別に鬼のように連絡してくる方もいるし、「がんには●●がいいよ!」としゃも宅に現物をもって乗り込んでくる方や宗教をお勧めしてくる方がいたり。

 

気持ちは有り難くいただくけど、わたしはそういうの求めてないから、見守ってくれるほうが嬉しいなって、言いたかったけど、言えなかった

 

しゃもは本人で当事者のはずなのに、周囲からの心配や言葉に押され、自分の気持ちが後回しになることが多かったんです。けっこう大きい病だと思うんだけど、周りを優先しないといけないの?… と、疑問でした。

 

けれどブログでなら、同じ境遇の方と、シンプルにつながることができる。必要以上に何かを押し付けられることもない。そのプレーンさに、すごく救われました。

 

理由(3)人生のログだから

根幹には、がんになんてなりたくなかったっていう思いがあります。お金も時間も体力も盛大に費やす病気です。どうしてこうなった。

 

けど、なっちゃったものは仕方ない。完治を目指し、達成までのたくさんのタスクを消化していくしかない。糧にして生きていくしかない。

 

けれど、時に、タスクどころか自分の現在位置がわからなくなるかもしれない。そういう時に、人生のログとして、ブログが場所を示してくれると感じています。

 

サバイバーだからって必要以上に悲観も自己憐憫もするつもりはないけれど、時に肉体的な痛みや精神的な不安定さがどんな悪戯をするかわからない。立ち位置がわからなくなったときの不安は大きいはずだから、記憶・情報・心を記録する場所として、大切に持っておきたいのです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

わたしがブログを書く理由、でしたためさせていただきました。告知を受けて以降、心情面をしっかり言語化していなかったので、とてもいい機会となりました。自分にとって大切なログと記録が、また一つ増えました♡

 

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☟しこりに気づき、検査を受けたよシリーズ

☟【乳がん確定】手術・入院したよシリーズ

 

今回の記事では、特別お題「わたしがブログを書く理由」に参加しています🌼

 

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