こんにちわ、しゃもです。
45歳で乳がんになったときの、検査を経て確定診断が出るまでの記録(4)です。よろしければお付き合いください。
▽INDEX
確定診断後、がんの告知をうけました
精密検査後になされる確定診断では、やはり悪性でした。
がんのサブタイプやステージも明らかになり、腫瘍のサイズが直径2cm以下、わきの下のリンパ節に転移なしだったためステージが「Ⅰ」、サブタイプはホルモン受容体陽性で増殖能力が高い「ルミナールB」、HER2タンパク発現状況は「陰性」、悪性度を示すMIB-1の指標は高めでした。
がん患者用のリーフレットをいただいて、それを見ながら説明を受けます。
ショックを受けるというより、「あぁ…やっぱりね」の気持ちのほうが大きかったです。
これまでの検査段階で「悪性ほぼ確」と各医師から言われていたこともあり、検査をひとつ受けるたびに疑いが高くなるので、前もって覚悟ができていたのかなあ…と思います。
しゃもは確定診断前に術前検査も済ませていたので、告知日に手術のオリエンもあり、聖マリアンナ大学病院へ入院することになりました。
BRCA1/2遺伝子検査(HBOC)の結果が陽性だと、ステージがいくつでも乳房は全摘となるそう。しゃもは「陰性」だったこともあり、担当医の見解では乳房はぎりぎり温存できる範囲かな、とのこと。
けれど再発可能性をできる限り抑えたいことと、自家組織での再建を望んでいることから、乳房全摘を選びました。
自家組織での再建を決めたきっかけは、聖マリアンナ形成外科の乳房再建技術が優れていたからです。ここ2年ほどで、聖マリ形成外科で新たな再建技術を確立したそうで、追ってまとめたいと思います。
再建についてのリーフレットもいただきました。
受けた検査一覧
大きな病気は人生初だったので、検査がたくさんあることに本当に驚きました。忘備録も兼ねて時系列順にメモしておきます。
1、乳がん検診の検査
乳がん検診で行われるマンモ&超音波の基本検査は、全女性が絶対にやったほうがいいです…。しゃもも、もっと早く触診をしていれば、または、しっかりと検診を受けるべきだったなぁと、こればかりは後悔。
早期発見すればするほど、確実に、治りやすくなりますものね。
2、確定診断のための検査
乳がん検診の検査で、悪性など何かしらの疑いがあると精密検査になります。しゃもは45歳以下での乳がん発症だったので、この段階で、BRCA1/2遺伝子検査(HBOC)も受けました。
- 精密検査(針生検)
- BRCA1/2遺伝子検査(HBOC) ※任意
このあたりの検査は、乳がん専門クリニックの、聖マリアンナ医科大学付属研究所「ブレスト&イメージングセンター」で受けました。
3、確定診断後、手術前に必要な検査
入院・手術前にも検査が必要です。MRIに1日、CTに1日、みたいな予約の取り方でした。MRIとCTは造影剤を使うので同意書も書きました。
- MRI(磁気共鳴画像)検査
- CT(コンピューター断層撮影)検査
- 血液検査
- 尿検査
- 胸部のレントゲン撮影
また別日には聖マリアンナ医科大学で、全身麻酔を用いるため麻酔科で問診と、自家組織での乳房再建を希望していたので、形成外科でバストのサイズや胸囲などを計測し、再建法のレクチャーを受ける日もありました。
入院のオリエンテーションもこのタイミングで行われ、入院日に持参が必要な書類や預り金、レンタルの申込書のほか、準備や購入が必要な入院グッズについて教わりました。
入院のパンフレットもこのときもらえます。
栄養士との面談もこの時点で実施されました。
4、入院後、手術前の検査
入院後は、がんのリンパへの転移有無を調べるセンチネルリンパ生検を行いました。
センチネルリンパ節生検は、手術の前に乳がんの近くにラジオアイソトープあるいは色素を局所注射し、これを目印にして、手術中にセンチネルリンパ節を探しだして摘出し、このリンパ節にがんが転移していないかどうかを調べる(術中迅速診断)ことをいいます。
聖マリアンナでの入院・手術について
入院記録として別の記事でまとめています。入院シリーズ、ぜひお付き合いくださいませ🌻
入院準備や必要なものリスト
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