【ドセタキセル(1回目)】抗がん剤投与後の副作用についてまとめた【乳がん】
こんにちわ。現在、乳がんのステージ2aで抗がん剤治療中のしゃも(id:shamosyamo)です。先日、1種類目(ddEC+ジーラスタ)の抗がん剤の投与が終了し、2種類目のドセタキセル投与がスタートしました。
この記事ではドセタキセル1回目で経験した副作用を、時系列にまとめています。よろしければご覧ください。
▼ddEC+ジーラスタ 投与後の副作用まとめ
▽INDEX
投与1回目。ddECとは副作用が違った(1日~2週間後までの時系列順)
ドセタキセルには脱毛、むくみなど、抗がん剤でよくある副作用症状があるそうなのですが、しゃもの場合はddEC+ジーラスタとは異なるものが出ました。薬剤によりこうも症状が異なるのかと驚いたほど。
ddECで投与後に出ていた血管痛は、ドセタキセル1回目では出現なし。内出血なども出ませんでした。
ddECのエンドキサンで出るワサビ痛や匂い耐性の低下ももちろんなし! しゃもはこれが本当にしんどくて苦手だったので、ありがたかったです…(鼻周りのトラブルについてはddEC 4回目投与レポで詳しくご紹介しています)
投与日当日
当日は、投与後からだるさを感じ始めました。ただし動けないほどではなく、フラフラ感などもなし。
食欲はあり、吐き気や悪心もほぼなかったのですが、いつ気持ち悪くなるかわからなかったので、様子を見ながらいつもどおりの食事をしました。
ただし、投与後6時間経過後くらいから腹痛が出始め、汚いお話で恐縮ですが下痢になりました。ちなみに、国立研究開発法人 国立がん研究センター 中央病院さんによると下痢は10人に3人程度の割合で出現するそう。
また、ddECのとき同様に頻尿に。かなりこまめにおトイレに行っていました。
投与後翌日、1日目
就寝中も何回か起きておトイレに行っていました。が、頻尿の程度でいうとddECの時ほど重くなかった印象です。
起床後から少し吐き気が出て、胸のあたりがモヤモヤするような感じに。
昼頃から悪寒?寒気? が出て、体調が悪くなる予感がしました。熱を測ると37.5度まで出ていたので、この日はベッドの上で過ごしました。
また、ddECの時は1回目から味覚異常が出現したのですが、今回も出ました。コーヒーがダメになったほか、食べ物の味が薄く感じたり、食感が悪く感じたり…。あまりおいしく感じられませんでした(けど食欲はしっかりあるので食べてました)。
そのほか口の中の渇きが酷く、飲食しづらかったです。
投与後2~3日目
朝から体調に違和感があり、日中はずっと37.5度前後の熱が出ていました。眠気もあり、寝たり起きたりを繰り返していましたが、夕方から38度に。
腕や足などに関節痛が生じ、居心地悪く過ごしました。
腹痛&下痢も引き続き出ていて、口の中の渇きもひどかったので、ものを食べるのがちょっとしんどく感じていました(けど食欲はあるので食べる)。
このあたりでも頻尿で夜中に何度も目が覚め、おトイレに行っています。
投与4日目
この日も終日熱が出ており、日中は37.5度前後、夕方から38度に。発熱し続けているせいか、関節痛も変わらず出現していました。
悪寒、倦怠感、眠気も変わらずあります。足に脱力感もあり、立ち上がると力が入らずに膝が震えていました。歩くのもちょっときつかったです。
また、右手の指が2本ほど全体的に腫れ、付け根が腫れて紫色に。ほか、手が全体的に乾燥し、手のシワ部分や手のひらに水泡ができたりも。最終的には皮がむけてボロボロになりました…。
抗がん剤を点滴したのが右腕だったので、右手に症状が出たんでしょうか…。
投与5日目
この日も終日発熱し、日中は37.5度前後、夕方から38度に。関節痛も変わらず出現していてきつかったです。
発熱が続いているせいか食欲もやや低下しており、眠気も強く出ていました。体力が落ちているのか、階段を上ったり、長く歩いたりするのがしんどかったです。
そのほかでいうと、首、胸元、脇、二の腕、足の付け根に急に発疹が出現。赤いぶつぶつが広範囲で広がり、そしてめちゃくちゃ痒い…! 夜間などは無意識に掻きすぎて血がにじむほどでした。
あまりに痒かったので、液体ムヒを塗ってなんとかしのいでいました…。清涼感があるタイプだったので、塗ると痒みが引いて本当に助かりました。
投与6日目
この日も終日発熱しており、日中も38度前後まで熱が出ていました。さらに痒みが強く、どうにもすっきりしないし居心地悪く過ごしていました。
頻尿はこの日までにはかなりおさまっていましたが、腹痛&下痢は相変わらず続いています。
投与7日目
日中は平熱で、夕方から37度前後まで熱が下がりました。腹痛&下痢は変わらず。痒みも強めに出現していたので、本当に液体ムヒに救われていました…。
渇きや味覚異常など口腔内の違和感は変わらずありますが、口の中に妙な渋み、えぐみを感じるように。飲食すると、アクの強いものを食べた時のようなゴワゴワ感を感じ、おいしく感じられませんでした。けれど食欲はあるので食べてしまう…。
また、辛い物を食べたり炭酸を飲んだりするほか、歯磨き粉などの刺激物で口の中が痛みました。
投与8日目以降、発熱は収まり平熱に。口腔内のトラブルは引き続き出現していました。
投与8~11日目
熱はほぼ平熱になりました。食欲もほぼ通常通りですが、引き続き口腔内トラブルが出ているため、食事がおいしく感じられません。
腹痛と下痢もこのころだんだん収まってきて、気持ちがずいぶん楽になりました。
投与12日目
ようやく体調が落ち着き、違和感を感じることが少なくなってきました。倦怠感や眠気などはこの日までにほぼなくなりました。
渇き、渋みやえぐみなどの口腔内のトラブルもほぼおさまりましたが、味覚異常だけは変わらず出現。味を薄く感じる症状が、なかなか治りません。
また、ddEC 3回目のときに舌の黒ずみが出現していたのですが、この日までに色が戻っていました。ドセタキセル1回目では、黒ずみの出現は今のところなしです。
また、体毛が脱毛し始めました。ddECで髪はほぼ抜けていたので、残っていた体毛が抜け始めたことで脱毛を実感しました。
ドセタキセルは吐き気は少ないが、それ以外の症状が重かった
しゃもの場合ですが、ドセタキセルは吐き気や悪心は少なかったのですが、投与1回目からそれ以外の症状が重く、出現期間も長かった印象です。
ddECのときにもありましたが、クリニックから渡される抗がん剤治療のパンフレット類に記載がなかった副作用も多かった気がします。予備知識が足りず、驚くことばかりでした。
ですが、<抗がん剤の副作用は、複数が思いがけず出る>ことは今回も同じでした。投与後はすっきりせず居心地が悪い日々が続きますが、これから治療をされる方、今まさに治療中の方、ともに頑張っていきましょうね!
ご家族の方にも、この記事で副作用の理解を深めていただけると幸いです。しゃものInstagramでも情報発信していますので、よろしければフォローしてみてくださいね。
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